世界最大のテレマティクス・サービス・プロバイダーであるケンブリッジ・モバイル・テレマティクス(CMT)は本日、東京に新しくオフィスを開設したことを発表しました。これはCMTの日本での事業拡大に伴うものです。CMTは既に日本の大手自動車保険会社上位4社のうち2社のテレマティクス・プログラムをサポートしています。新しい東京オフィスは、ビジネスとテレマティクスの専門家を擁し、CMTの地域密着型のサービスとソリューションの提供能力を強化します。今回の投資は、日本での自動車の運転をより安全かつ持続可能にするためのCMTのコミットメントを示すものです。
ここ数年、CMTは急速にグローバル展開を進め、世界6大陸の大手自動車保険会社様、モビリティ関連企業様、行政団体様等から信頼されるパートナーになっています。この開設は日本での革新の歴史の中での「道路とドライバーをより安全にすること」に対するコミットメントであり、東京は「東アジアで最初のオフィスを設置するのに理想的な場所です」と、CMTの共同設立者兼CEOであるウィリアム・V・パワーズは述べています。また「現在、私たちは素晴らしい日本のパートナー様を持っており、協業を実現しています。CMT日本チームと共に、現在のパートナー様や将来のパートナー様に世界最高のテレマティクス・ソリューションとサービスを提供することに興奮しています。」
CMTのAI搭載のDriveWell Fusion®プラットフォームを使用することで、日本のモビリティエコシステム全体に対して、データドリブンでパーソナライズされた情報を提供し、道路と社会の安全性を向上させることができます。またCMTのテクノロジーはドライブレコーダーからのデータをサポートするだけでなく、独自のアプリやタグソリューションによってドライブレコーダーのみでのサービス提供している保険会社様等のビジネス枠を大きく広げることが出来ます。CMTのプラットフォームは、アプリのみやアプリ+ダグソリューションを利用する事によりドライブレコーダーを持っていない、購入しようとしない、あるいは既に自前で導入しているドライバー向けへもサービスをすることを実現します。それはドライブレコーダーを使用するプログラムよりもはるかに低いコストでサービスを提供することを可能とします。
日本市場向けにカスタマイズされたこれらのプログラムには、ながらスマホ、急ブレーキ、速度超過、急ハンドルなどの注意勧告及びスコアリングと安全運転指導による行動変容、事故検知とクレーム処理のデジタル化支援、リワードプログラム構築支援、燃費に関するインサイト、CO₂ 排出量測定、安全運転コンテスト、保険割引など、ドライバーを魅了する幅広い体験を実現するためのサービスを備えてます。
2023年、日本の交通事故死者数は8年ぶりに増加し、2,678人となりました。2023年には負傷者や事故も増え、脇見運転による事故は1,400件を超えました。死亡者数の増加により、政府が2030年までに年間交通事故死者数を2,000人に減らすという目標を達成できる可能性は低くなり、自動車事故は日本経済に年間約11兆円の損害を与えたと推測されます*。
CMTは、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社様との提携を通じて、すでに日本の道路安全に貢献しています。あいおいニッセイ同和損害保険株式会社様は、190万人以上のドライバー様を抱える同社のテレマティクス・プログラムが、衝突頻度を15%、衝突の重度を16%減らすのに役立っていると報告しています。
*国際交通フォーラムレポートによると、交通事故は日本のGDPの1.8%を占めている。
ケンブリッジモバイルテレマティクス(CMT)について
ケンブリッジ・モバイル・テレマティクス(CMT)は世界最大のテレマティクス・サービス・プロバイダーである。「世界の道路とドライバーをより安全にする」ことをミッションとして掲げてます。同社のAI主導型プラットフォームであるDriveWell® Fusionは、スマートフォン、独自タグ、コネクテッドカー、ドライブレコーダー、サードパーティ製デバイスなど、数百万ものIoTデバイスからセンサーデータを収集し、それらをコンテキストデータと融合させることで、車両とドライバーの行動に関する統一ビューを作成する。自動車保険会社、自動車メーカー、商業モビリティ企業、公共部門は、CMTのプラットフォームから得られる知見を、リスク評価、安全性、クレーム、ドライバー改善プログラムに活用している。マサチューセッツ州ケンブリッジに本社を置き、ブダペスト、チェンナイ、シアトル、東京、ミラノ、ザグレブにオフィスを構えるCMTは、毎日世界中で数千万人のドライバーの運転を測定し、保護しています。