ケンブリッジ・モバイル・テレマティクス、燃料消費量およびCO₂排出量に関するドライビングスコアを発表
燃料スコアとエコスコアにより、安全な運転の促進、燃料費の節約、環境への影響の軽減が可能に
2024年4月22日、マサチューセッツ州ケンブリッジ — 世界最大のテレマティクスサービスプロバイダーであるケンブリッジ・モバイル・テレマティクス(CMT)は本日、燃料費の削減とCO₂排出量の軽減を支援するためのドライビングスコアを発表しました。燃費スコアとエコスコアは、CMTのDriveWell GoアプリフレームワークおよびSDK統合を通じ、完全に統合されたアプリを体験出来ます。自動車保険会社、自動車メーカー、テクノロジー関連企業、フリート運用者が、それぞれの目標と顧客の好みに応じてこれらのスコアを単独または組み合わせて使用できます。保険契約システムとの統合の必要はありません。
新しいドライビングスコアは、ドライバーの燃料効率とCO₂排出量を計算し、表示します。これにより、人々はより効率的な運転を学ぶことでガソリン代を節約し、環境への影響を軽減することができます。CMTの欧州パイロットプログラムに参加した上位5%のドライバーは、年間燃料費を400ユーロ以上節約し、排出量を30%削減しました。
世界中の人々は、運転が燃料消費とCO₂排出にどのような影響を与えるかを知りたがっています。CMTの調査によると、3,500人以上の回答者を対象にした調査で、米国のドライバーの79%が燃料と排出に与える影響を示す保険アプリを使用すると回答しました。ヨーロッパでも同様にその数字は77%に近いものでした。
LAQOのアナ・ゾブコ氏(クロアチア保険のチーフIT/デジタルオフィサーおよびLAQOのマネージングディレクター)は、「LAQOでは、高騰する燃料価格と環境への影響がお客様にとって切迫した問題です」と述べています。「私たちのLaqoPreventプログラムを通じて、CMTの支援を受け、クライアントが自身のCO₂排出量をモニタリングし、削減することを促進させます。このプログラムには排出削減に報奨を与え、通常のUBIプログラムよりも高い確率で顧客が利用することを実現しています。」
CMTのパイロットプログラムでは、エコスコアと燃費スコアを導入した結果、保険会社はドライバーのアプリ利用の参加率が高まることを確認しています。エコスコアのパイロットプログラムでは、CO₂排出量を減らしたドライバーに報奨を与えることで、UBIプログラムと比較して著しく高い利用率となることが分かりました。75%以上のドライバーが週に少なくとも2回アプリを開き、17%が週に3回以上開いています。
CMTの共同創設者兼CTOであるハリ・バラクリシュナン氏は、「CMTでは、モビリティを安全で持続可能なものにすることを目指しています。私たちのエコスコアと燃料スコアは、この取り組みの鍵であり、より良い運転を促すフィードバックをドライバーに提供します。これらのスコアを通じて、お客様はドライバーに新しい魅力的な体験を提供し、燃料費の節約とCO₂排出量の削減を支援します」と述べています。
CMTの研究によると、テレマティクスプログラムを利用している人々はロードリスクを低減しています。テレマティクスプログラムに参加した10万人のドライバーを分析した研究では、最もリスクの高いドライバーが、スマホのながら運転を20%、急ブレーキを9%、スピード違反を27%改善しました。また、これらのドライバーは身体傷害のクレームリスクを5.5%削減することができました。そして、急ブレーキとスピード違反は、燃料消費とCO₂排出に直接影響することが分かりました。
CMTのデータサイエンティストであり、エコスコアおよび燃料スコアの主任研究者であるリサ・ピナルズ氏は、「安全な運転は効率的な燃料使用と低いCO₂排出量の削減につながり、その逆も同様です。私たちはこれらのスコアを全てのドライバーにお見せすることにより、安全運転がどのように燃料節約につながるかを実感してもらいたい」と述べています。
ケンブリッジ・モバイル・テレマティクスについて
ケンブリッジ・モバイル・テレマティクス(CMT)は、世界最大のテレマティクスサービスプロバイダーです。その使命は、世界中の道路とドライバーをより安全にすることです。同社のAI駆動プラットフォームであるDriveWell® Fusionは、スマートフォン、独自のタグ、接続車両、ドライブレコーダー、およびサードパーティのデバイスを含む数百万のIoTデバイスからセンサーデータを収集し、それをコンテキストデータと融合して、車両とドライバーの行動の統一されたビューを作成します。自動車保険会社、自動車メーカー、商用モビリティ企業、および公共部門は、CMTのプラットフォームからの洞察を利用して、リスク評価、安全、請求、およびドライバー改善プログラムを推進します。マサチューセッツ州ケンブリッジに本社を置き、ブダペスト、チェンナイ、シアトル、東京、ザグレブにオフィスを構えるCMTは、世界中の数千万のドライバーを毎日測定し、保護しています。